2008年02月02日
回収場所を市内9カ所に増やした使用済み食用油のリサイクル活動
身近な地球環境への取り組みを広めようと、赤穂市消費者協会(中村文代会長)は家庭から出る使用済み食用油の回収拠点を1月から市内9カ所に増やした。集めた廃食油は粉石けん、液体洗剤にリサイクルされる。
同協会は平成4年ごろから使用済み食用油の再生運動をスタート。粉石けんの製造プラントを購入し、年間約200リットルを回収している。
従来は市美化センターのみを回収場所としていたが、「もっと手軽に持ち寄れるように」と同協会の地区役員9人が自宅に回収用ポリタンクを備え付けた。
同協会によると、廃食油10リットルから粉石けん約16キログラム、または液体石けん約130ミリリットルが再生可能。リサイクルした石けんは漂白剤など無添加で、「肌が敏感な赤ちゃんの衣服洗いにも最適」の品質だという。
「そのまま捨ててしまうとゴミになるものに利用価値をよみがえらせることができる」と中村会長。「新たに活動に協力してくれる家庭を増やしたい」と話している。
廃食油リサイクル拠点についての問合せは同協会事務局Tel43・6818(市市民対話室内)まで。
掲載紙面(PDF):
2008年2月2日(1777号)4面 (8,472,232byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。