2021年06月14日
新型コロナウイルスワクチンの接種率向上や迅速な対応を図るために全庁的な体制を確立しようと、赤穂市は14日、藤本大祐副市長を本部長とするワクチン接種対策本部の設置を発表した。設置は15日付け。
発表によると、副本部長に市民病院事務局長と新たに配属するワクチン接種担当部長を充て、本部員として市長公室長、総務部長、企画政策課長、市民病院医療課長、保健センター所長で構成。これまでワクチン接種の計画を担ってきた対策室が事務局を務める。
対策本部の設置について、牟礼正稔市長は「65歳以上の高齢者に対する接種が7月末に終了できるよう鋭意取り組むとともに、64歳以下の方々についても安心・安全かつ円滑に接種を行えるよう、市を挙げて全力で取り組んでいく」とコメントした。
対策本部設置に伴う人事異動は次のとおり。15日付け。
【部長職】
▽健康福祉部長兼福祉事務所長兼すこやかセンター長兼介護保険担当課長事務取扱=柳生信(健康福祉部長兼福祉事務所長兼すこやかセンター長)
▽ワクチン接種担当部長(昇任)=溝田康人(健康福祉部介護保険担当課長・参事)
【一般職】
▽総務部契約管財課管財係兼健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種対策室・主事=米田真崇(総務部契約管財課管財係・主事)
▽総務部税務課市民税係兼健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種対策室・主事=明石真徳(総務部税務課市民税係・主事)
* * *
14日の牟礼正稔市長への取材の主なやりとり。
ーー6月1日の定例会見では、「新たに7月に予約枠を設けることはしない」との方針だった。方針を転換した理由は
「市民から『お盆の帰省を楽しみにしていたが、ワクチン接種がまだなのであきらめるしかない』といった声を聞き、やはり接種のスピードを速める必要があると。議会からも要望を受けた」
ーー担当部署にはいつ方針転換を指示したのか
「大規模接種については6月7日の朝一で指示を出した。個別接種については11日に検討するよう指示した」
ーー牟礼市長はワクチン接種に消極的なのではないかと思っていた
「決してそんなことはない。ワクチンによって感染が抑えられるというエビデンスも示されている。私自身も8月の接種を予約している」
ーー対策本部を設置して、今後どのように取り組むか
「全庁的にパイプを太くして取り組む。希望する方が少しでも早く接種できる体制を整え、市民に安心感をもっていただきたい」
* * *
写真説明の役職名が「ワクチン接種対策部長」となっていました。正しくは「ワクチン接種担当部長」でした。訂正し、おわびします。(2021年6月15日15時20分)
[ 社会 ]
関連サイト:
【関連記事】大規模接種と個別接種追加へ 高齢者7月末完了へ方針転換
コメント
防衛省の集団接種は17日から18〜64歳までのワクチン接種を始めると発表しました。自治体の接種券が必要なので赤穂市は早急に接種券を送付するべきです。
投稿:赤穂市民 2021年06月15日
市担当部、市内医療機関の動きに感謝致します。
一般市民も、政府の示した予定期間内で接種完了出来るでしょう。
投稿:感謝 2021年06月15日
兎にも角にも現場で働く方々に御礼を申し上げます。相当な混乱状況も想像されます。事故防止の観点からもどうぞご無理のない様にお願いします。
投稿:ありがたい 2021年06月15日
6月7日に指示を出してすぐにできるのであれば、なぜ今まで指示をしなかったのかが疑問です。市長は、人の命がかかっているワクチン接種を軽視しずきです。
投稿:決断が遅すぎる 2021年06月14日
もう少し早く指示してくれていたらこんなにヤキモキせんでもよかったのに。でも、改善してくれたことはありがたい。臨機応変な対応は今までの赤穂市にはなかったように思う。
投稿:おっさん 2021年06月14日
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。