2009年01月30日
競泳の兵庫県短水路選手権は18日まで三木市の三木山総合公園プールで行われ、赤穂SSの西畑恵理選手(18)=赤穂高3年=が女子バタフライ100メートルを1分1秒74の自己ベストで泳ぎ、初優勝を飾った。翌週25日の赤穂市室内選手権ではさらにタイムを短縮し、自身初めて日本選手権の標準記録を突破した。
初日の50メートルと200メートルはいずれも自己ベストで2位と3位。2日目の100メートルは最も得意とする距離で、中田亨コーチから「前半はついていって残り25メートルで勝負」と優勝を意識した作戦が授けられた。
西畑選手はその指示通り、隣のレーンを泳ぐランキング上位の大学生選手をぴったりマーク。最終ターンで捕えて一気に突き放した。
昨夏までは高校卒業と同時に選手生活にピリオドを打つつもりだった。「これが最後の大会」と臨んだインターハイでの泳ぎを目に留めた岡山大水泳部監督の勧めで同大を受験。北京五輪陸上日本代表の小林祐梨子選手と同じマッチングプログラムコースに合格し、競技続行を決めた。年末年始は自ら志願して大学の練習と合宿に参加。先輩選手らの練習意欲や意識の高さに大きな刺激を受けたという。
「春が一番よく身体が動く」という西畑選手にとって、これからが最も期待できる季節。さらなるステップアップを目指す。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2009年1月31日(1833号)1面 (11,035,445byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。