2021年08月29日
栄えある「若月賞」を受賞した邉見公雄氏
保健・医療・福祉の分野で信念と理念に従い真摯に活動する人を顕彰する「若月賞」を赤穂市民病院名誉院長の邉見公雄氏(77)がこのほど受賞した。
同賞は、農村医療のあり方を確立した元佐久総合病院長の若月俊一(1910―2006)の功績を記念して設けられ今回で29回目。過去には、在宅医療に尽力して「わらじ医者」と呼ばれた早川一光(1924―2018)、パキスタンで難民支援に尽くした中村哲(1946―2019)などが受賞している。
邉見氏は赤穂市民病院長、全国自治体病院協議会長などを歴任。2018年には地域医療と介護の持続的な発展を目指すNPO法人を立ち上げ、19年に全国公私病院連盟会長に就任するなど長年にわたり地域医療の実践から国の医療政策への提言まで幅広く取り組んできた。「その実践はまさに若月賞の理念」として表彰された。
「このような名誉ある賞を私が受賞してもいいものか躊躇したが、地域医療に頑張る者の代表として受賞させていただいた」と邉見氏。7月の授賞式で長野県佐久市を訪れた際、コロナ禍でも熱心に学ぶ若者たちの姿に刺激を受けたといい、「生涯現役を改めて決意した」と誓いを表明した。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2021年8月28日号(2429号)1面 (5,770,893byte)
コメント
邉見先生おめでとうございます。「赤穂の赤ひげ先生」と尊敬しております。市民病院の再建もよろしくお願いします。
投稿:元患者 2021年08月29日
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