2021年09月04日
新型コロナウイルスの変異株で小学生や中学生の世代にも感染が拡大しているとききます。先日、テレビで学校で感染者が出た場合の対応を取り上げていましたが、赤穂市の学校はどのように対応するのでしょうか(小6保護者)
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国が先月27日に発表したガイドラインでは、学級閉鎖を検討する目安として、▽同一学級で複数の感染が判明▽感染者が1人でも周囲に未診断の風邪などの症状が複数人▽1人が感染し、複数の濃厚接触者があるーなどとし、学級閉鎖の期間を「5〜7日程度を目安」としている。ただし、すでに基準を設けている場合はそのまま運用しても構わないという。
赤穂市教育委員会に1日に取材した時点では、「国が示したガイドラインに、従来から赤穂市立学校でとってきた措置を加味して対応する方向で保健所と調整している」(学校教育課)とのこと。「従来から赤穂市立学校でとってきた措置」とは、▽学校関係者に感染が確認されれば速やかに一斉下校▽翌日以降の少なくとも1日は学校を閉鎖して接触者の調査や消毒を実施▽保健所が濃厚接触者ありと判断した場合は該当の学年を休業ーというものだ。
休校になった場合の学習機会の確保について、市教委は「タブレットを使ったクラウド学習と教科書、ワークシートを組み合わせて学習機会の保障を進めていく」という従来からの方針を基本路線としつつ、「今のところ授業のライブ配信は考えていないが、可能になるのであれば考えていかないといけない。課題を把握するために試験的に実施してみることも検討している」としている。
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掲載紙面(PDF):
2021年9月4日号(2430号)2面 (7,932,119byte)
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