2021年10月09日
土木建設工事などで排出された無機性汚泥を土木資材にリサイクルする産業廃棄物中間処理事業が加里屋字西沖で計画されていることがわかった。
事業者の「赤穂リサイクルセンター」が今年6月に兵庫県に提出した事業計画事前協議書などによると、同社が運営する産業廃棄物中間処理場の敷地内(工業専用地域)に新設備を導入する。無機性汚泥に含まれる水分を高分子吸水材に取り込み、セメント系固化剤で造粒固化処理。1時間あたり30立方メートルの処理能力で1日8時間、月20日稼働させ、月間最大4800立方メートルを処理し、土木資材として全量を売却する計画を立てている。
計画では、排出事業者と処理委託契約を結び、「有害物質の含有が土壌環境基準値以内であることを確認された物」だけを受け入れる。容量100立方メートルの鉄筋コンクリート製水槽2基に貯留し、水分を含んだまま造粒固化処理するため「排水や粉じんは発生しない」としている。降雨で汚泥があふれないように水槽の上端から50センチのラインを保管上限とするなどの対策をとるという。
兵庫県によると、県内で無機性汚泥の固化施設が導入された事例はなく、「土木資材として使用できるレベルのものができるのかどうか、原理や性状を理論的に精査する。書類に不備がなければ、関係市町に事前協議書を送付して意見照会する」(西播磨県民局環境課)としている。
同社は施設設置の目的と理由を「循環型社会形成推進と環境負荷軽減のため、兵庫県内の汚泥再生利用促進に貢献したい」と説明している。
掲載紙面(PDF):
2021年10月9日号(2434号)1面 (4,176,368byte)
コメント
瀬戸内海に面した風光明媚な歴史的な町、赤穂への移住を友人たちと真剣に考えていましたが、すでに存在する産廃処分場建設問題の上にさらに今回の産廃中間処理場の計画で、移住計画はやめることにしました。今のように環境問題が取り上げられているのに、未来への希望が感じられなくなりました。
投稿:元移住希望者 2021年10月10日
処理場は、人の生活に必然なのは解ってます。
その上で、赤穂は、ちょっと多すぎる。
姫路、たつの、太子、上郡、相生、加古川、明石、その他、赤穂市以外の西播磨で、産業廃棄物の新規処理場計画はありますか?
あるのなら、教えて欲しい。
赤穂に同じく、2つも3つも計画があるのなら納得出来る。
やはり、遊休地が多いのもあるが、赤穂市民に油断があるからでないでしょうか?
メガ太陽光施設も、赤穂、上郡の山間部は凄い事になってますよ。
産廃業者は、そのあたりをしっかり見て、隙を突いていると思います。
皆で、処理施設の乱立は阻止する、空気を創らないと。
県の僻地に、どんどんと、嘗められていると思います。
投稿:正直、隙を、突かれてます 2021年10月09日
産廃と名の付くものに全てダメはおかしいと思います。今回の件は全てリサイクルして売却出来る施設なのでいい事だと思います。
私達が生活していく上で必ず一般廃棄物、産業廃棄物は出ます。それをどうするかを考える事が大事だと思います。処理施設、処理業者が悪いという世論に成っている気します。排出する人、排出業者がいるから処理施設、処理業者がいるのでは、、
投稿:一般人 2021年10月09日
また、産業廃棄物の処理ですか・・・
赤穂が、兵庫のゴミ捨て場のイメージが定着しそうで悲しいです。
投稿:なんで、ゴミばかり持ち込まれる? 2021年10月09日
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