2021年11月13日
敬老月間の9月に高齢者に敬老お祝い品が贈られていますが、入院中の義理の妹(77)には昨年も今年も届きませんでした。
私たち親族が同じ地区内に住んでいるのに、まるで存在を無視されたような気がしています。他にもこのような思いをしている方がおられるのではないかと心配です。(70代女性)
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赤穂市によると、「敬老長寿ふれあい事業」として市内9地区のまちづくり連絡協議会に補助金と対象者の名簿を交付。協議会が交歓会や敬老会を実施している。昨年と今年はコロナ禍のため、イベントを取り止め、対象者にお菓子やタオルなどのお祝い品を贈って祝福した地区が多かったという。
お祝いの対象となるのは基準日(9月15日)時点で満75歳の高齢者で昨年度は8631人、今年度は9299人だった。今年度の補助金は対象者1人につき900円に1地区14万円を加えた額で、お祝い品の品目や単価、配布方法は「各まちづくり連絡協議会に任せている」(いきがい福祉総務係)という。
同係によれば、お祝い品が届かないという相談や苦情は今年度3件あったといい、「もしお祝い品が届いていない場合があれば、地元の自治会あるいは市に連絡してほしい。ただ、現段階で連絡してもらっても来年度からの対応となる可能性が高い」と話している。
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赤穂民報より
対象者の名簿は行政からまちづくり連絡協議会へ交付されているので、お祝い品を渡すことができたかどうかの確認は可能なはずです。入院や施設入所などで自宅を離れている対象者にも親族を通すなどして行き届くよう、民生委員や関係機関と協力して対応してほしいと思います。
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掲載紙面(PDF):
2021年11月13日号(2438号)3面 (10,791,566byte)
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