2021年11月13日
今年度中に撤去される方針の大観覧車
赤穂海浜公園リノベーション計画の概要=県公表資料より
兵庫県は、県立都市公園の再整備計画の一環で、赤穂海浜公園の大観覧車を今年度中に撤去する方針を固めた。
跡地に新たな大型遊具や水遊び場を設置する計画。さらに民間活力を導入してグランピング施設やマリンスポーツ設備を整備するなど公園全体のリノベーションを進めるプランとなっている。
県は2016年に「県立都市公園の整備・管理運営基本計画」を策定。今年6月までに15の県立都市公園すべてについてリノベーション計画をまとめた。
赤穂海浜公園の計画では、▽赤穂の塩を活かした地域・観光振興▽多様な遊具等を活かしたレクリエーションーをテーマに「新たな魅力作り」に取り組む。多額な修繕費のかかる観覧車を撤去した後に、海を眺望できる大型遊具や水遊び場を新設。地域資源を活かしたレクリエーション拠点となるグランピング施設などを整備し、マリンスポーツの展開を図るという。塩の国の改修、トイレの全面改修、遊具の更新に加え、駐車場の平日無料化を正式に導入し、公園利用の活性化を図る。
他の公園と同じく2028年度までを重点期間として再整備を進め、社会情勢や利用者ニーズなどに合わせて計画の点検・見直しを行う。
赤穂海浜公園は県下5つ目の県立都市公園として1987年に開設。遊園地や人工湖、オートキャンプ場、テニスコートのほか、塩田を再現した「塩の国」などがあり、総面積は71・7ヘクタール。2014年度の統計では年間53万人が来園した。
公園管理事務所によると、大観覧車(高さ50メートル、6人乗りゴンドラ36台)の利用者数は年間2万人〜3万人台で推移し、昨年度は約2万2500人。2012年に大規模改修を実施したものの老朽化が進み、関係者の話ではメンテナンス費は年間1000万円に上るという。撤去の開始時期について、指定管理者の公益財団法人兵庫県園芸・公園協会は「現時点で公表できる情報はない」としている。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2021年11月13日号(2438号)1面 (10,791,566byte)
コメント
…子供の頃からあった大観覧車無くなる❗寂しくなります
投稿:赤穂市民 2022年01月10日
遠くから見えて、「あそこに楽しげな所かあるぞ〜」というワクワク感があった。集客効果もあったかも。
維持はたいへんでしょうね。
投稿:市民 2021年11月14日
昔、わくわくランドでアルバイトしてた者です。
寂しい限りですね…撤去だなんて…
投稿:でえましょんでぇ 2021年11月14日
東中OBです。
海浜公園の観覧車は教室の窓からよく見えてました。
強風の日は観覧車の回転の仕方を見て風の強さを判断したり、卒業して別の県に行ってからはTwitterでバズってるのを友達に自慢したり……
最後に一回乗りたいなぁ。
投稿:ぺぱろに 2021年11月14日
公園の1番のシンボルじゃないか?無くなるのは寂しい(*_*)
投稿:ミィ 2021年11月14日
赤穂高校に入学した当時、学校の窓から日々組み立てられていくこの観覧車を毎日見ていました。
高一の夏休みの補習授業中オープンした海浜公園。
月に一度、クラスレクの時間にはお弁当片手に行った海浜公園。
そんな青春時代の思い出の観覧車が無くなるのは淋しいですが、時代の流れですかねぇ。
投稿:生誕半世紀のおばちゃん 2021年11月14日
台風の日には高速で回転してたなあ
投稿:もう高校生 2021年11月13日
これは寂しいなぁ。
仕事中にふと眺めるのが好きやったのになぁ。
投稿:角山 2021年11月13日
維持費も掛かるので仕方ないですね。。
グランピング施設じゃなくて、地元住民が気軽に使えるBBQ施設とかも作って欲しいなぁ。
投稿:周辺住民 2021年11月13日
おおおおこれはショック…!海辺のランドマークだったのに。
維持費に対して収入が少ないので仕方ないとは言え子供の頃から当たり前にあったものが無くなるのはただただ悲しいですね。
投稿:読者 2021年11月13日
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