2021年12月20日
尼子山で山城跡までの登山道を整備するボランティアツアーの参加者
ハイキング客たちが地元住民とともに登山ルートを整備しながら山城跡のある山頂を目指すボランティアツアーが高野の尼子山(標高259メートル)で18日にあり、約40人が汗を流した。
西播磨ツーリズム振興協議会が「西播磨山城復活プロジェクト」の一環で実施しているモニターツアー。神戸、西宮、大阪などから13人が貸し切りバスで来穂した。尼子神社口、上高野口の2つの登山口に分かれて地元自治会員の案内で入山。道沿いのシダを鎌で刈り、勾配が急な難所に安全ロープを張り巡らせ、約2時間かけて登頂した。
赤穂・相生市境にまたがる同山は、頂上一帯に戦国時代に尼子氏が支配した山城跡がある。末広がりの稜線にちなんで「赤穂富士」の愛称で親しまれ、地元住民が登山ルートを維持管理している。
初めて登ったという神戸市須磨区の会社員男性(48)は「山城巡りが趣味で、登山道の整備をお手伝いできればと参加しました。少しでも今後登る人たちの役に立てれば」と熱心に作業した。
主催者によれば、山城モニターツアーの行程にボランティア作業を加えたのは今回が初めてで、定員を上回る応募があったという。
[ ボランティア ]
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