2009年02月09日
赤穂市は5日、今年度から人選を進めている「赤穂観光大使」の中間報告を発表。哲学者の梅原猛さん、落語家の桂文福さんなど赤穂ゆかりの有名人23人が選ばれた。いずれも政経、文化、スポーツなど各分野で活躍中の人材。市は「赤穂に愛着を持ってくれている方々。PRだけでなく、観光活性化への助言ももらえれば」とメリットを期待している。
観光地としての魅力を広く発信してもらうのが目的。義士の表門隊と同数に達したことから途中経過を発表した。
「TSUTAYA」の木村元昭社長、銀座でレストランを経営するシェフの鳴神正量さんら14人が赤穂出身者。残りの9人は忠臣蔵研究家の中島康夫・中央義士会理事長、2年前まで市助役だった長崎卓さんなど赤穂に関わりのある人を選んだ。女性は染め花作家・安田早葉子さんら2人。
市観光商工課によると、「いずれも快く引き受けてくれた」といい、豆田正明市長が直接委嘱状を手渡した。祭りやイベントなどのポスターやパンフレットを定期的に発送するほか、「赤穂観光大使」の文字が入った名刺も提供し、PR活動に役立ててもらう。
同課は「今後も引き続き候補者にアプローチし、義士の人数を超えるぐらいまで人選を進めたい」としている。
「赤穂観光大使」は次のみなさん。▼は赤穂出身者。敬称略、順不同。
▼鳴神正量(レストランNARUKAMIオーナー)
▼榊正剛(国土交通省交通審議官)
▼斎尾親徳(郵便局監査役)
▼榊孝(リーガ中之島イン専務取締役総支配人)
▼木村元昭(TSUTAYA代表取締役社長)
▼小林太玄(大徳寺塔頭黄梅院住職)
▼小林満(関越道路サービス役員・元建設大学校長)
▼小谷健一(鹿島建設顧問)
▼三浦寛二(カノックスフィルム代表取締役社長)
▼安田早葉子(そめ花作家)
▼尼崎博正(京都造形芸術大学教授)
▼森勝義(東北大学名誉教授、かき研究所理事長)
▼前田雄大(プロゴルファー)
▼友道康夫(調教師)
▽桂文福(落語家、夫人が赤穂出身)
▽三遊亭楽松(落語家、「忠臣蔵−絆−ラン」などで何度も来穂)
▽長崎卓(独立行政法人建築研究所企画部長、元赤穂市助役)
▽岡田すみ子(能楽師、赤穂で文化向上活動)
▽江崎金治郎(能楽師、赤穂で能楽こども教室を開催)
▽中島康夫(中央義士会理事長)
▽山崎正義(彫刻家、市立図書館の彫刻制作)
▽木津川計(「上方芸能」誌発行人、「身近な怒りの川柳コンクール」審査委員長)
▽梅原猛(哲学者、能楽研究で何度も来穂、大避神社に句碑)
[ 商業・経済 ]
掲載紙面(PDF):
2009年3月7日(1838号)3面 (9,080,198byte)
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