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コロナにも詐欺にも「免疫」を

2022年02月02日

  • ワクチン接種会場の待合スペースで上映されている詐欺被害撲滅キャンペーン動画

    ワクチン接種会場の待合スペースで上映されている詐欺被害撲滅キャンペーン動画

 近年多発傾向にある特殊詐欺被害を防ごうと、赤穂署(堀祐一郎署長)は市内の主な新型コロナウイルスワクチン接種会場で啓発動画の上映を1日から始めた。

 警察庁が俳優の杉良太郎さんや川栄李奈さんら著名な芸能人を起用して展開する「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトのキャンペーン動画を活用。警察官や銀行員などを装ってキャッシュカードをだましとる手口を紹介し、被害に遭わないように呼び掛ける。交通安全啓発動画を組み合わせ、ワクチン投与後の待ち時間と同じ約15分間のDVDを制作した。

 当面の間、赤穂市民病院と赤穂中央病院、赤穂すこやかセンターの3会場で待合スペースのテレビモニターに繰り返し上映する。同署のまとめでは、昨年に管内で発生した特殊詐欺は13件で被害総額は約4650万円。前年の3件約200万円から激増した。同署は「コロナにも、詐欺にもかからないようにワクチンと動画で『免疫』をつけてもらえれば」と話していた。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2022年2月12日号(2450号)4面 (7,182,952byte)


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