2009年02月14日
はしか(麻しん)予防のため、13歳と18歳を対象に厚生労働省が昨年4月から始めた追加予防接種について、赤穂市内の接種率が12月末現在で目標の95%を30ポイント以上下回っていることが市保健センターのまとめでわかった。同センターは2月28日から3月8日まで「子どもの予防接種週間」とし、周知に努めている。
はしかの免疫力を高めるには、2回のワクチン接種が有効とされ、平成18年4月以降は1歳時と小学校入学前の2回接種になっている(それ以前は1歳〜7歳半の間に1回)。
しかし、19年春に10〜20歳代を中心に大流行したため、厚労省が過去に1回しか受けていない年代を対象に追加接種をスタート。24年度までの5年間に限り、中学1年生と高校3年生に相当する年齢の人に無料で実施している。
赤穂市内の対象者1095人のうち、12月末までに追加接種を受けた人は688人(62・8%)。流行予防の目安とされる「追加接種率95%以上」には至らず、中1世代(70・4%)に比べて高3世代(56・4%)の接種率が低い。
無料接種の対象年代を外れると、「約1万円程度」かかる費用は自己負担になる。同センターは「対象の人はぜひ3月末までに接種して」と呼びかけている。
「子どもの予防接種週間」の期間中は、市内医療機関が予防接種の実施曜日、時間帯を通常より拡大。2月20日(金)まで予約を受け付けている。実施医療機関は次のとおり。
▽赤穂はくほう会病院Tel45・1111
▽赤穂中央病院附属ジャスコ診療所Tel46・4666
▽秋山成長クリニックTel46・4115
▽黒田医院Tel43・5210
▽澤田医院Tel48・8149
▽てんわかかりつけ医院Tel43・7411
▽中村内科医院Tel46・0012
▽藤野内科クリニックTel42・1077
▽三木内科Tel42・1771
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2009年2月14日(1835号)3面 (7,422,073byte)
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