2009年02月14日
かわいいドングリタヌキと制作者の大永輝夫さん
アマチュア作家らの美術工芸作品を店内で紹介している東有年のギャラリー喫茶「ほっとたいむ」(望月盛代オーナー)でドングリの実で作ったタヌキのミニチュア展が開かれている。2月25日(水)まで。
制作したのは元ウエスト神姫赤穂営業所支配人の大永輝夫さん(71)=岡山県美作市=。定年退職後の趣味にドングリ細工を始めた。
「丸い実の形が愛きょうのある姿にぴったり」と作るのはタヌキばかり。これまでに約9000体を制作。西粟倉村のギャラリーで常設展を見た望月さんが「今にも動き出しそうな作品」に魅了され、出展依頼した。
材料の実はハイキングに出かけたときなどに調達する。頭、胴体、手足にしっぽ。1体につき7個の実を針金でつなぐ。仕上げに塗った工芸用うるしが表面を生き生きと輝かせている。
楽器を手にオーケストラ演奏する一団や、エプロン姿で調理中のグループ、居酒屋で酔っぱらっているタヌキも。頭や手足の角度を微妙に変えることで、それぞれの作品に豊かな表情をもたらしている。
大永さんにとって、どれも愛着のある作品。「彼らの動作、一つひとつを見てほしい」と鑑賞を呼びかけている。
午前8時〜午後6時営業。定休日は毎週月曜日と第1・3日曜日。Tel49・2992。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2009年2月14日(1835号)4面 (7,422,073byte)
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