2009年02月14日
「この2年間の集大成に」と卒業記念コンサートに臨む「フルハウス」の6人
今春関西福祉大学を巣立つ同級生6人の音楽グループが2月20日(金)、赤穂市文化会館(ハーモニーホール)で卒業記念コンサート「たった一つの楽譜(ストーリー)〜音楽で生まれる絆〜」を開く。卒業後は就職して離れ離れになる彼らにとって「一緒に演奏できるのはこれが最後」。赤穂でのさまざまな思い出を胸に“ラスト・コンサート”に臨む。
「音楽を通じてアットホームな仲間づくりを」と、グループ名は「フルハウス」。メンバーはいずれも社会福祉学部の学生で、ヴァイオリン5人とピアノ1人で2年前に結成した。
うち3人は未経験者。「ドレミが演奏できるようになるまで半年以上かかった」が「6人で一緒に曲を奏でたい」と努力を重ね、何とか形に。主に福祉施設など20カ所を慰問し、利用者や入所のお年寄りに演奏を提供してきた。
大学の公認サークルではないため、活動費は自己負担。練習場を借りるお金がなく、夜の高山で練習したことも。一方、活動費を援助してくれた人や、練習スタジオを世話してくれた人もあったという。
「僕らが活動できたのはお世話になったみなさんのおかげ」とリーダーの弓削正貴さん(22)。「上手ではないけれど、6人の気持ちを込めて演奏するのでぜひ聴きにきてください」と支援してくれた人たちに招待状を送った。
「千の風になって」「パッヘルベルのカノン」「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」など約10曲。小ホールで午後2時開演。入場無料。
メンバーは次のみなさん。かっこ内は出身地。敬称略。
▽鎌倉裕基(愛媛県四国中央市)▽高橋恵里(神戸市)▽浜晃二(福井県敦賀市)▽光森大輔(岡山市)▽三好智子(西宮市)▽弓削正貴(福岡県北九州市)
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2009年2月14日(1835号)3面 (7,422,073byte)
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