2022年03月13日
齋藤元彦知事と西・中播磨の市町長らが県政課題を話し合った意見交換会
兵庫県知事と西・中播磨の市町長が県政課題を話し合う意見交換会が12日に上郡町光都の西播磨総合庁舎であり、牟礼正稔市長は赤穂海浜公園のリノベーション、JR赤穂線の利用促進などを要望した。
出席者によると、牟礼市長は県がリノベーション計画を進めている赤穂海浜公園について「塩の国」の整備を提案したほか、JR赤穂線の利用促進へ向けた県との連携、国道250号高取峠の交通渋滞解消を要望。齋藤元彦知事は、「海浜公園のリノベーションは市とも十分に意見交換しながら進めていきたい」と応じたほか、JRへの新快速増便のはたらきかけを約束したという。
西有年の産業廃棄物最終処分場建設計画については、上郡町の梅田修作町長が、今夏に住民投票を実施する予定であることを説明。齋藤知事は「この件に関しては、さまざまな意見があると承知している。事業者に地元へ丁寧に説明するようにしっかり指導しながら見守っていきたい」と答えた。
齋藤知事は意見交換会終了後、報道取材に応じ、上郡町の住民投票の結果を尊重するのか、との問いに「まだどういう結果が出るのか分からない段階では何とも言えない」と語った。
意見交換会には齋藤知事をはじめ片山安孝副知事ら県幹部と5市6町の首長、県会議員ら27人が参加した。冒頭に齋藤知事が県の新年度当初予算案における重点施策を説明した後、意見交換は非公開で行われ、農林業の後継者育成、地域医療を支える医師の確保、道路交通網の整備などについて話し合ったという。
[ 政治 ]
掲載紙面(PDF):
2022年3月19日号(2455号)2面 (10,554,762byte)
コメント
赤穂線について、現状の乗車率で考えると通勤通学時間帯は現状維持、その他の時間は相生、赤穂間一時間に一往復、赤穂以西二時間、三時間に一往復がぎりぎり採算とれるラインではないでしょうか?
唯、増便、増便と言っても、慈善事業ではないので、増便に足る施策を赤穂市、備前市で出して行かなければならなでしょう。
投稿:50代トラックドライバー 2022年03月18日
赤穂線の将来が心配です。
播州赤穂駅〜長船駅は輸送密度が既に鉄道輸送の意義を問われるレベルです。
そしてもうJR西日本は単に減便等に反対と言うだけでは耳を貸さないでしょう。減らされた便の利用は状況は減らすに値するということだったのではないでしょうか。
最近取り沙汰されている芸備線などは今後の収支の公表で厳しい現実を突きつけられると思われます。
利用促進は危機感をもって取り組まなければなりません。播州赤穂駅以西の市民の足がなくなるかも、などと言われるようになってから慌てて動いても手遅れです。
投稿:高 2022年03月18日
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