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赤穂民報川柳〔第96回〕濱邉稲佐岳・選

2022年03月19日

 
【雑詠】
▽秀作
 愛を越え情で生き居り老二人
           尾上 知子(坂 越)
 【評】筆者も八十歳。妻と静かに外出をひかえて過ごしている。お二人の愛情が哀しく伝わって来ます。どうぞお元気で。

▽佳作
 温かいことば宝に越冬す
           大黒たまき(木 津)

 手作りのあかしか男雛すぐ傾ぐ
           猪谷 信子(朝日町)

 赤い実に誘われ二羽の雀鳴く
           吉村早百合(上仮屋)

 * * *

 ▽応募要領=雑詠で毎月末に作品受付を締め切り、秀作1句と佳作3句を選考します▽応募方法=1回につき1人1句(重複投句不可)。自作未発表の句に限る。はがきに課題と作品、住所、氏名、電話番号を楷書で明記し、〒678・0239、赤穂市加里屋58の18、赤穂民報社「川柳係」へ郵送してください。赤穂民報ホームページからも応募できます
 ▽選者=濱邉稲佐岳(川柳赤穂吟社講師)
 ▽入選句発表=赤穂民報ホームページと締切日の翌月中の紙面で発表します。


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