赤穂民報

メニュー 検索

「全員バレー」で近畿総体へ 赤穂高女子

2022年07月01日

 赤穂高校の女子バレーボール部が兵庫県高校総体でベスト16に入り、7月20日から奈良県内で開催される近畿総体の出場が決まった。


近畿大会でも「全員バレー」を目指す赤穂高校女子バレーボール部

近畿大会でも「全員バレー」を目指す赤穂高校女子バレーボール部


 チーム関係者によると、同部が近畿総体に出場するのは「おそらく初めて」といい、選手たちは「このチームで1試合でも多くプレーしたい」と意気込んでいる。

 最も身長の高い選手でも172センチと小柄なチーム。県大会では相手のスパイクを繰り返し拾って味方のエースが得点を決める「つなぎのバレー」を展開。ベンチスタートの選手もサーブで相手守備を崩して起用に応えた。チーム一丸で勝ち星を重ね、新チームのスタート時に掲げた「近畿大会出場」の目標を叶えた。

 「十人十色のメンバーが集まっている」と北波桃佳キャプテン(17)=3年=が表現するチーム。試合の勝負どころで選手同士の意思疎通がうまくいかず、流れを相手に渡して敗れるケースが多かった。試合に負けた悔しさを練習にぶつける中で次第に「チームとしてのまとまりが生まれた」という。部員全員の練習日誌に毎日赤ペンでアドバイスや励ましを書いた構芽久美(かまえ・めぐみ)監督(38)は「(県総体で)初めて守りと攻めがかみ合った。試合をするごとに強くなった」と選手たちの成長を喜んだ。

 コロナ禍で県総体と同じく近畿総体も無観客で行われる。北波キャプテンは「家族や友達に見てもらえないのは残念だけど、全員バレーで最後まで頑張りたい」と健闘を誓った。


スポーツ ]

掲載紙面(PDF):

2022年7月2日号(2468号)4面 (8,006,827byte)


赤穂市で土地をお探しの方

コメント

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

取材依頼・情報提供 | 個人情報保護方針 | 著作権 | リンク | 会社概要