2009年02月26日
文化財保護活動への市民参加を進めようと、赤穂市教委は美術工芸品や民俗資料の整理調査ボランティアを募集している。市教委は「文化財に親しみながら、知識や技術を習得してもらう機会にしてもらえれば」と応募を呼びかけている。
調査対象は、昨年6月に中広の永応寺(楠哲雄住職)から市に寄贈された赤穂義士と藩主の木像。四十七士全員と赤穂浅野家3代藩主が揃った50躰で、いずれも像高50センチ、胸厚14センチ。作者、製作年代は不詳。いくつかの像の背面に地名、人名とみられる文字が確認されている。
彩色がはがれ落ちるなど劣化が進んでおり、市教委は長矩公の命日にちなんで3月14日(土)から修復と調査を開始する予定。作業を手伝う市民ボランティアを募集することにした。
文化財に興味がある18歳以上で経験不問。2〜3人を募集し、応募多数の場合は選考する。土日祝に月1〜2回、上仮屋の赤穂城発掘調査事務所で半日程度作業し、2年をめどに作業を完了させる。
応募は3月2日(月)から12日(木)まで市教委文化財係Tel43・6962で受け付ける。
掲載紙面(PDF):
2009年2月28日(1837号)3面 (8,242,442byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。