県内自治体では初 ユーチューブ収益化導入
2022年08月31日
赤穂市は動画投稿サイト「ユーチューブ」に開設している「赤穂市公式動画チャンネルーChannel AKO」の動画再生に伴って配信される広告から収入を得る取り組みを始めたと発表した。兵庫県内の自治体では初めてという。
県内自治体で初めてユーチューブ公式チャンネルの収益化を導入した広報係の高砂賢一係長(右)と松井宏亮主査
市によると、2016年6月のチャンネル開設から丸5年の昨年6月、収益化が可能になる登録者数1000人を突破。もう一つの条件の直近1年間の総再生時間4000時間以上はすでに満たしていた。当時は視聴者の快適性に配慮して収益化を見合わせたが、運営側の規約が変わり、収益化を登録していないチャンネルにも広告が自動的に配信されるようになったため、今年5月6日から導入に踏み切った。収益化を登録することで、特定ジャンルの広告を配信不可にできるメリットもあり、「宗教」「出会い系」「過度な肌の露出」などを含む広告は配信されないように設定しているという。
これまでにチャンネルで公開した動画は、市の主催イベントのダイジェスト映像や日本遺産PR動画、市内各地の獅子舞の記録など147本(8月31日時点)。プロの制作会社が手掛けた一部を除き、秘書広報課広報係を中心に市職員が撮影編集している。登録者数は1870人で直近1年間の合計再生回数は約98万9000回、総再生時間は約3万9000時間に及ぶ。
「あまり長くなり過ぎないようにすることと、わかりやすい字幕をつけるように心掛けています」と広報係の高砂賢一係長(39)。「これからも赤穂市として特色のある動画をコンスタントにアップし、魅力あるチャンネルづくりに努めたい。その結果、少しでも収益確保につながれば」と話している。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2022年9月3日号(2475号)4面 (10,436,044byte)
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