繰り返される子猫の遺棄 懲役１年以下の罰則も
2022年09月10日
公共施設の敷地内や公園などに段ボール箱に入れられた子猫が遺棄される被害が赤穂市内で相次ぎ、問題となっている。
見かねた善意の動物愛護ボランティアが可能な範囲で保護しているが、中にはそのまま餓死したり、野生動物の餌食になったりする場合も。赤穂市は「動物を捨てることは法律違反の犯罪なので、絶対にやめてほしい」と訴えている。
市内東部のある公共施設駐車場。飼い主のいない猫を捕獲して不妊手術した上で元の場所に戻す「ＴＮＲ活動」に取り組んでいるボランティア男性によると、先月２４日、子猫２匹が捨てられているのが見つかり保護。翌日に同じ場所にまた別の子猫が２匹捨てられていたという。
「この場所に捨てられた猫は今年だけで８匹。近くの公園なども合わせると３２匹になります。不幸な猫を増やしたくないと自費で手術費を負担してきたが、もう限界」と嘆く。
別の公共施設では昨年から今年にかけて少なくとも３回の捨て猫があり、いずれも「まだ目が開いていない生まれたての３〜４匹が捨てられていた」という。
８月２４日から２５日にかけて市内の公共施設駐車場に遺棄されていた子猫たち
別の動物愛護ボランティアは「野良猫を別の場所に連れて行くのも『遺棄』です。猫が捨てられる町なんて、都会ではまずありません。とても恥ずかしいことで、赤穂市が進めようとしている定住促進や観光振興にも水を差すのでは。まずは動物の遺棄が『犯罪』であることを周知する必要がある」と話している。
動物の遺棄・虐待が犯罪であることを啓発する環境省と警察庁のポスター
掲載紙面（PDF）：
2022年9月10日号(2476号)1面 (6,830,186byte)
コメント
野良猫が多い場所は餌がたくさんあるだろうからと捨て猫されやすい気がする。
そういう場所には、同じ人が毎年飼い猫が産んだ子猫を捨てに来てる場合もあり、一向に野良猫が減らない。
投稿：あい 2022年09月11日
動物には何の責任もないのですが、ここ1年ぐらい捨てネコ達に餌付けする人がいます。幼稚園近くの公園から住宅地の広範囲で餌をばら撒いてます。年中関わらず黒上下のジャンパーを着て、リュックを背負い子供達からもネコおじさんに気を付けないといけないと言われるほど、ほぼ不審者です。夕方から夜にかけて餌付けにやってきて全身黒なので見えにくく路上に座り込んでるので車の人も怖い思いをしたこともが度々あるかと思います。自分で保護できない、飼えないのであれば公園や人の家の敷地内に入ってまで餌付けするのはやめて欲しいです
投稿：市民 2022年09月11日
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