2009年02月28日
ハリウッド版忠臣蔵映画に主演のキアヌ・リーブスさんにファンレターを書いた城西小の児童たち
キアヌさん、赤穂に来て−。忠臣蔵を題材にしたハリウッド映画「Ronin47」に主演が決まっている米俳優キアヌ・リーブスさん(44)にファンレターを送ろうと、城西小学校の児童たちが英語で手紙を書いている。映画ロケ誘致団体「播州赤穂フィルム・コミッション(BAFC)」が配送手段を模索中で、児童らは「手紙を読んで、赤穂に来てくれたらいいなー」と憧れのスターに熱いラブコールを送っている。
同校は郷土学習の一環で毎年6年生が忠臣蔵劇「子ども義士物語」を上演。外国語教育も盛んで、今年度は5年生が豪・ロッキングハムの交流校と英語で文通した。
「学校の特色を活かしては」とBAFCから“ファンレター作戦”を持ちかけられた同校が5・6年生に呼びかけ、これまでに13人が手紙を書いた。
まず日本語で文案を練り、辞書やパソコンの翻訳ソフトを駆使して英文に。複雑な文章や表現が難しい部分は20カ国30人と国際文通した経歴を持つ細野町の立花三千男さん(72)がサポートを申し出た。
「スピード」「マトリックス」など数々のヒット作に出演している超人気スターへの手紙。しかし、児童らが書いた文面は単なる憧れだけでなく、「大石内蔵助になりきって演じてください」「赤穂に来て義士の心を感じて」など郷土の誇りに対する熱い思いが込められた。
「今までの学習成果を児童自身が再確認できる機会になったのでは」と西田美恵子校長。矢野英樹・BAFC会長は「子どもたちががんばって書いた手紙。何としてでも届けたい」と各方面の業界関係者にルートを捜している。
手紙を書いた児童の一人、中尾亜美さん(11)は「もし、キアヌ・リーブスさんが赤穂に来てくれたら、花岳寺や大石神社などを案内してあげたい」と胸をわくわくさせている。
[ 子供 ]
掲載紙面(PDF):
2009年2月28日(1837号)1面 (8,242,442byte)
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