2009年03月06日
播磨灘の再生に向けた取り組みについて話し合う「里海シンポジウムin赤穂」(環境省、兵庫県など主催)が3月14日(土)、市文化会館(ハーモニーホール)で開催される。専門家らを招いての講演、パネルディスカッションのほか、アマモの移植活動を続けている御崎小学校の児童による実践発表も行われる。
生態系保護の重要性が叫ばれる中、国は市民と行政が一体となった活動を行っている地域に注目。環境省が昨年8月、七尾湾(石川県)、大村湾(長崎県)、周防灘(大分県)とともに「赤穂海岸(播磨灘)」を「里海創生支援海域」に選定した。
これら4地域は、同省が平成22年度に発表を目指す「里海30選」のモデル地域として今後の活動内容を記録。他地域が参考にするためのマニュアル作りに役立てるという。
今回のシンポジウムは、モデル地域としての活動スタートを地元住民に広く知らせるのが目的。里海研究の第一人者として知られる松田治・広島大名誉教授の基調講演、「西播磨の里海づくり−人と海のかかわり−」のテーマでパネルディスカッションなどを行う。事例紹介では、御崎小学校4年生児童が「スナメリのすむ御崎の海をめざして」と題してステージ発表する。
小ホールで午後1時半から。入場自由。問合せは県自然環境課Tel078・362・9084。
主なプログラムは次のとおり。
▽基調講演I=「里海の考え方」松田治(広島大名誉教授)
▽基調講演II=「干潟の大切さ」木幡邦男(国立環境研究所水土壌圏環境研究領域長)
▽事例紹介=「西播磨における里海づくりの取組」兵庫県自然環境課、「スナメリのすむ御崎の海をめざして」御崎小学校
▽パネルディスカッション=「西播磨の里海づくり−人と海とのかかわり−」コーディネーター・松田治、パネリスト・木幡邦男、横山正(千種川圏域清流づくり委員会)中川俊一(相生湾自然再生学習会議)横山嘉人(赤穂化成顧問)
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2009年3月7日(1838号)1面 (9,080,198byte)
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