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《市長選2023》15日告示 無投票の公算 出馬表明現職のみ

2023年01月14日

 任期満了に伴い1月15日(日)に告示される赤穂市長選。再選を目指して立候補を表明した現職の牟礼正稔氏(68)=坂越=以外に出馬の動きはなく、市長選では12年ぶりの無投票となる公算が大きい。

 一昨年に市制施行70周年を迎えた赤穂市。少子高齢化対策、ウィズコロナ下の地域活性化、老朽化が進むインフラ整備、安定財源の確保といった全国共通とも言える課題を抱える。

 慢性的な赤字経営からの財政建て直しや医師確保が求められる市民病院は、医療事故に端を発した医療安全体制の正常化も急務。長期化している産廃処分場建設計画への対応、ここ4年間で収賄や窃盗など計5人の逮捕者が出た職員の綱紀粛正も継続して取り組まなければならない。

 また、昨年表明した「ゼロカーボンシティ宣言」を踏まえた脱炭素化、国が旗を振る「デジタル・トランスフォーメーション」といった新たなテーマも加わる。

 これらの市政課題にどのように取り組むのか、ビジョンと具体策が争点になるとみられた今回の市長選。新人候補が出馬へ意欲を示した動きはあったものの決断には至らず、昨年9月に牟礼氏が「市に対する厳しいご意見やご提案を真摯に謙虚に受け止めつつ、市長としてしっかりとした道筋を示することが私に課せられた使命」として再選へ立候補を正式に表明した。先月6日の立候補予定者説明会、同月20日の予備審査のいずれも参加したのは現職陣営のみだった。

 立候補の受付は15日午前8時半から市役所で受け付け、午後5時で締め切り。市選管によると、無投票が確定した場合は投票所入場券は発送せず、選挙公報も発行されない。

 同市長選が無投票に終わったのは過去に5回あり、直近では豆田正明氏が3選した2011年が無投票だった。

 牟礼氏は午前9時半から加里屋の「いきつぎ広場」で出陣式。同10時15分ごろ坂越の防災交流広場東寄りで街頭演説し、選挙カーで市内を巡回する予定。

掲載紙面(PDF):

2023年1月14日号(2491号)1面 (4,785,029byte)


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