「教訓伝える」赤穂高で震災追悼行事
2023年01月17日
阪神淡路大震災から28年の17日、海浜町の赤穂高校(大角謙二校長)で定時制生徒による追悼行事があり、「1.17」をかたどったイルミネーションで犠牲者を鎮魂した。
赤穂高校定時制で行われた阪神淡路大震災の追悼行事
兵庫県は1月17日を「ひょうご安全の日」と定め、同校定時制では塩で作ったランタンを灯して追悼行事を行うのが恒例。3年前からはLED電球によるライトアップを加えた。
今年は「震災の教訓を忘れずに伝えていこう」という気持ちを込め、イルミで「伝」「1.17」の文字を表現。その周りに塩ランタンを50個並べて照らした。黙祷を捧げ、一昨年度と昨年度にPTA会長を務めた中山真理さん(49)=元塩町=がメンバーの女性3人組ゴスペルクワイア「ハピクル」が「アメージング・グレイス」など3曲を歌い、追悼のひとときを過ごした。
中心となって設営した同校ボランティア部3年の金谷朋季部長(17)=海浜町=は母方の祖父母が震災当時から淡路島在住といい、「僕が生まれる前に起きた震災だけど、大変な災害だったことは知っている。教訓を伝えていきたい」と話した。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2023年1月21日号(2492号)1面 (4,011,788byte)
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