御崎の灯台60周年でイベント マルシェやライブ【19日に順延】 click to collapse contents
2023年03月11日
建造60周年を迎える赤穂御埼灯台と周辺を巡るまち歩きイベント「御崎Vista〜灯台と眺む、海とまち〜」が3月18日(土)午前10時〜午後3時に催される。キッチンカーや雑貨ブースなど約20店が並ぶマルシェ、音楽ライブも。雨天時は19日(日)に順延。【※3月19日に順延が決定しました】

赤穂御埼灯台建造60周年にちなみ、まち歩きイベントを企画した実行委員会のみなさん
御崎地区では、若者に人気の店が集まる「きらきら坂」を中心に観光客が増加。建造60周年を機に灯台周辺を含めた一体的な活性化につなげようと、市民有志の実行委員会が市の補助制度も活用してイベントを企画した。
当日は桃井ミュージアム、東御崎展望台、伊和都比売神社など5か所を巡るスタンプラリーを実施。すべてのスタンプを集めて灯台にゴールすれば特製のポストカードまたは切手などがもらえる(なくなり次第終了)。マルシェ会場では「さくらぐみ」「アマミテラス」といった地元人気店のほか、赤穂産牡蠣のクラムチャウダーやお好み焼きも販売。アクセサリー雑貨や子ども向け屋台も出店する。
灯台近くのグランピング施設「ドット・グランピング赤穂」では午前11時半から姫路、大阪などの音楽バンド4組がライブステージ。午後1時から地元の歴史に詳しい元御崎地区自治会長の村下龍彦さんが灯台にまつわるエピソードなどを約20分話す。
実行委員長の木村聡さん(24)=伊和都比売神社権禰宜=は「灯台があるのは知っているけど行ったことはない、という人は多いのでは。この機会にぜひ訪れて周辺の散策を楽しんでほしい」と話す。
灯台はウエスト神姫「御崎」バス停から坂と階段を約700メートル上がったところ。当日に限り、バス停横の観光駐車場や旧御崎小学校跡駐車場、東御崎展望台駐車場からトゥクトゥクの無料送迎あり。実行委は「会場周辺には一般民家もあるので、マナーを守ってイベントを楽しんで」と呼び掛けている。


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赤穂御埼灯台トリビア
▽内部は5層構造
灯台はコンクリート造りで高さ16・16メートル。内部は5層になっており、最上階が灯火部がある灯室。階間は10段程度のタラップで4階から灯室へはらせん状の階段を上る。灯室の周囲はバルコニーになっていて、そこからタラップを伝って灯室の屋根上に上がれる。姫路海上保安部の記録では、当時かかった建造費は約400万円。
▽10秒に1回閃光が見える
灯火部は光源となる電球に1辺30センチほどの金属製の箱をかぶせた構造。箱の側面4面のうち対になる2面にレンズがあり、そこから電球の光が放出される。箱は20秒に1回転する早さで回転しているため、10秒ごとに光が見える。
▽光源は直径1センチの70ワット電球

灯火部の内部。透明の管の中にある球体が発光体で、画面の右寄りに予備のランプがある
※2018年にカンデラの定義が変更されたのに伴い、赤穂御埼灯台の光度は11万カンデラから13万カンデラに変更された。
▽センサーで自動オンオフ
採光窓に設置されているセンサーで周囲の明るさを感知し、一定の暗さになれば自動的にランプが点灯して灯火部が回転する。朝になって明るくなれば自動で消灯、停止する。したがって、昼間でも雨天などで暗い場合は点灯することがある。
▽電球が切れたら自動交換
灯火部には予備のランプが取り付けられており、使用していたランプが切れれば自動的に新しいランプに切り替わる仕組みになっている。ランプの寿命は約1万時間。停電で外部電力が供給されなくなった場合は非常電源バッテリーで点灯を継続する。
▽年間の電気代は15万円
姫路海上保安部によると1年間の電気代は約15万円(2021年度実績)。ただし、AIS(自動船舶識別装置)などの機器がある1階部分の室温を一定に保つために年中稼働しているエアコンの電気代が多くを占める。
▽名称に「埼」の字が使われているのは?

建造時の設計図面のコピー
▽ペーパークラフトがある
インターネットで「赤穂御埼灯台 ペーパークラフト」と検索すれば、100分の1スケールのペーパークラフトのページがある。
[ イベント ]
掲載紙面(PDF):
2023年3月11日号(2499号)1面 (6,989,680byte)

コメント click to collapse contents
赤穂御埼灯台って上り口が良く分からないんですよね。実は呑海楼さんの横の上への道から自動車で上がれます。あとは徒歩で道路脇にある階段。出来れば案内板が有れば良いのだけれど…。ヨソの観光地では灯台って観光スポットになっている事が多いので赤穂も今回を機会に少し美観を良くして最近増えている観光客の立ち寄り先になれば…と思います。桜の木も有るので見頃になればインスタ映え写真も撮れますョ。
投稿:もとくらし 2023年03月12日
当時12才
灯台も 伊和都ヒメ神社
お宮の境内も鳥居も海も
みんな 懐かしい〜です。
お花見の頃 灯台経由
忠魂碑でお弁当 子供達だけで
遊んだことも・・・
あれから60年 黒髪も少なく
なりました👵
投稿:潮風遊子 2023年03月11日
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