「ヘルメットなし」で自転車事故 致死率は倍以上
2023年05月25日
プロ競輪選手らによる自転車交通安全教室が23日、有年原の原小学校(上田穣校長)であり、選手が正しいヘルメットの装着方法を全校児童に指導した。
現役のプロ競輪選手が正しいヘルメットの装着方法を指導した自転車交通安全教室
今年4月の道路交通法改正で自転車利用時にもヘルメットの着用が努力義務となったことを受け、日本競輪選手会兵庫支部と赤穂市などが実施。元競輪選手という異色の経歴がある赤穂署警務課留置管理係の賀川敏之巡査長(38)と高校時代の同級生で現在S級1班で活躍する村田雅一さん(38)ら現役選手4人が講師として来校した。
警視庁のまとめでは、2018年からの5年間で東京都内で発生した自転車事故で死亡した人の約7割が頭部に致命傷を負い、ヘルメットを着用していない場合の致死率は着用者の約2・3倍高かった。
時速70キロに達するトップスピードでレースを戦っているという村田さんは「命の大切さを人一倍感じてヘルメットを着けています」と頭部を守る大切さを強調。子どもたち一人一人に正しい着用方法を指導した。
ローラー台に固定された自転車でスピードを計測する体験も。時速50キロを超えた6年生の谷崎千乃(ゆきの)さんは「以外にスピードが出た。自転車に乗るときは必ずヘルメットを着け、あまりスピードを出さないようにしたい」と交通安全意識を高めた。
自転車のスピード計測では時速70キロを超えた
[ 子供 ]
取材依頼・情報提供 |
個人情報保護方針 |
著作権 |
リンク |
会社概要
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。