2024年09月28日
赤穂市民病院の脳神経外科手術で起きた医療過誤の患者と家族が病院と執刀医を訴えている裁判をめぐり、脳神経外科長が原告側に対し、病院管理職から偽証を強要された、と告白した問題について、牟礼正稔市長は「事実は確認する必要がある」と調査する意向を示した。
この問題について病院は「偽証教唆等の事実はない」と否定。病院の主張通りであれば、科長がありもしない作り話を原告側にしたことになる。反対に科長の告白が真実なら、病院が偽証強要を組織ぐるみで隠蔽していることになる。いずれにしても、どちらかが嘘をついていることは間違いない。
牟礼市長は25日の定例会見で、「病院からは『(偽証を求めた)事実は一切ない』と聞いている。現在係争中の事案でもあるので、それ以上のコメントは差し控えたい」としながらも、「病院とも話をしていないので、私の思いだけでは答えられないが、事実は確認する必要がある」と病院と協議の上で調査する意向に言及した。
[ 社会 ]
関連サイト:
【関連記事】科長に偽証を強要か「職員としての服務規定」 病院は否定
掲載紙面(PDF):
2024年9月28日号(2569号)1面 (6,033,219byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。