2024年10月15日
「散歩中にど根性スイカを見つけました」と赤穂民報に電話をしてくれたのは新田のYさん。「赤穂飯店から少し東。野球のボールよりちょっと大きいくらいのが1個。行ったら多分わかります」とのことなので行ってみた。
あった。赤穂飯店から100メートルほどの路肩にあった。測ってみると直径約9センチ。野球のボールの直径は7センチちょっとなので、Yさんの目測はとても正確だ。
しかし、実がつながっているツルの根元をたどると、ツルの出どころは車道の路肩に薄く溜まった土だった。「ど根性」と称するにはコンクリートの継ぎ目やアスファルトのわずかなひびといった過酷な環境から発芽していなければならないのではないか。そういえばYさんも「雑草も生えているので地面は土かもしれない」と話していた。
さらに、残念なことに鳥につつかれたと思われる穴が2つあり、そこから腐食が進んでいた。これでは記事にするのは難しいか…とあきらめて帰ろうとしたとき、草に隠れて別のスイカが実っているのを発見した。こちらは鳥に攻撃された様子はなく、縞模様も美しい。
Yさんはこうも言っていた。「最近は暗いニュースが多いので、明るい記事を載せてほしい」。Yさん、路肩のスイカは1個じゃなくて2個ありましたよ。これって明るいニュースですよね?
黒崎町の路肩で実ったスイカ。写っているお子さんは無理を言ってお願いした読者モデル
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2024年10月19日号(2572号)4面 (8,834,273byte)
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