「育休退園」見直し 教育長「前向きに検討」
2024年12月10日
３歳未満の子を保育所に預けている親が子どもを産んで育児休業を取得すると保育所を退所しなければならない、いわゆる「育休退園」について、赤穂市は現行ルールの見直しへ向けて前向きに検討する方針を示した。
赤穂市の現行ルールでは、３歳未満の保育所児童を持つ保護者に新たに子が生まれた場合、生後８週間の産休を経て育児休業期間に入ると同時に退所を求められる。市の説明では「就学前の集団教育として適切な年齢は３歳以上」というのが根拠で、３歳児以上は保護者が育休をとってからも保育所の継続利用を認めているが、２歳児以下で特に理由がなければ原則退園させる。市教育委員会によると、実際に今年度だけでも６人が「育休退園」を余儀なくされた。
この規定があるために子どもが３歳になるまでは妊活を控えるという子育て世代の声もあるといい、今年６月議会の一般質問で荒木友貴議員が「育休退園制度の廃止若しくは育休取得後一定期間の利用継続措置を行えないか」と問題提起。市は「入所保留児童が発生している状況もあり、より保育の必要性の高い方に利用してもらう。今後前向きに検討するべきことではあるが、現状では取扱いを変更することは困難」（尾上慶昌教育長）との答弁だった。
育休退園をめぐっては、「せっかく保育所で友達ができたのに離れなければならない」「新生児を抱えて一番大変な時期に上の子を預かってもらえないなんて」などとの声が多く、規定を見直す自治体が近年増加。「原則退園」を継続している自治体は兵庫県内では赤穂市だけだという。これを受け、「兵庫県内で唯一、原則退園を続ける赤穂市」（１１月４日付け神戸新聞）と報じられた。
今月９日の市議会一般質問で深町直也議員が「育休退園を残したままでは、赤穂市が子育て支援に後ろ向きと受け止められかねない。制度を廃止する考えはないか」などと改めて質問。尾上教育長は「子育て支援の観点から継続利用の対象拡充の必要性は十分認識している。育児休業取得による退園者の把握を行い、その結果を踏まえ前向きに検討する」と答弁した。
コメント
否定的な青いボタン押してる方
保育士側の事を考えず自分の事を考えてる人達ばかりですね
投稿：あこうしみん 2024年12月21日
元市民さん
だから何?です
文句しか言わず願ってるだけなら誰でも出来ますか、保育士側の気持ち考えたことありますか？
赤穂市に保育士増やす制度、安心して子供を預けれる環境が先でしょう。
貧困や虐待で6世帯に1人親と暮らせない子供がいる世の中ですよ。
投稿：あこうしみん 2024年12月20日
結婚する前に「赤穂市は退園させられる」という事を知って赤穂市に住むのを辞めて違う市に引越しました。
今下の子を子育て中ですが、上の子は継続で保育園に行けておりとても助かっています。
子育て中の市民の為にも是非見直してほしいです。
投稿：元市民 2024年12月18日
保護者さんみたいに過去話や〜なってほしいじゃなくて、それなら保育士さんからすれば人手不足だから無理で終わり、言うのは簡単って事ですよ。
保育士さんがもし子供授かり辞めた時に保育士不足を今みたいに言いますか？ここで退所させられた方結構自分勝手な意見ですよね？
投稿：あこうしみん 2024年12月13日
数年前、第2子出産後に第1子が強制退園させられました。
就活しても仕事先からは「子どもの預け先が決まってからでないと」と言われ断られ、教育委員会からは「仕事が決まってからでないと」と言われ、板挟み状態で本当に苦しかったです。
教育委員会からは「ルールだから。みんな同じだから。」としか言われず、結局2年間待機児童のまま過ごしました。
やっと…本当にやっとこの問題に向き合い始めてたんだなと感じました。
家事育児で毎日頑張っているお母さんが仕事や子どもの預け先について悩むことなく、安心して子育てできる地域になってほしいと願います。
投稿：保護者 2024年12月12日
赤穂市に関しては国の定めた待機児童に関しては令和5年以降は0人、入所保留児童は今年の5月1日現在で24人です
入所保留児童に関しては待機児童の範囲には入らない場合、具体的には保護者が働いてもないし求職活動もしていない、特定の保育所以外の入所はしないなどの条件が該当します
この条件に当てはまるのは大半が0歳児なので（今年の場合は20人）、今回の緩和で入所が継続できそうな上の世代とは条件が異なるのであまり関係は無いんですよね
投稿：太郎 2024年12月12日
自分には2つ下に妹がいます。おとうちゃんの手取りは20万ちょい。それでも友働きせずに兄妹を保育所に預けず育て上げたおかあちゃん。30年前の話です。当時の保育所はシングルの子どもが行くところってイメージでした。いろんなものがこの30年で変わってしまったんだなぁと改めて思います。 少子化と言われているのに待機児童問題が起こる不思議。 根本、共働きをしないといけない当たり前を変えられるようにしていかないとですよね。
投稿：ぴきぴき筋太郎 2024年12月12日
3歳未満がそのまま通えるようにするのはいいと思いますが、それをしてしまうと子供の枠が空かず、いつまで経っても待機児童で待ってる人が入所できないという新たな問題が出てくるのではないでしょうか？赤穂市には待機児童は全くいないのでしょうか？
仕事をしたいのに保育園に預けられない人が枠が空かないので預けられない...となると、本末転倒だと思います。その辺りの問題も含め、保育士不足の今、処遇改善や、施設の拡大も含め、どうしていくのか議論が必要である様に感じます。
投稿：うーん 2024年12月11日
以前の取決め事項すぐ変えるのは、もう少し市税使う事に慎重にしないといけないのでは、ある意味票取りになるのでは、現在市税増やすのにふるさと納税に頼るのはどうか、住みやすい街にするには企業誘致で市税増やす事しないと市税増える見込みない。
それに努めるべく市民の代表の方々は何かしているのか？
市税使って票取りだけで、市税増やす動きできないのか？
企業誘致は過去の北爪さんがしていただいた時で終わっていると思う。住み良い街とは財政作ることがないと使うことばかりでは住みよくならない
投稿：コロコロ変える 2024年12月11日
ほかのことで聞きたいことがあって議会のライブ中継を見ていてたまたま育休退園のことを知りました。こんなルールがあったとは知りませんでした。牟礼さんは子育て支援を公約のそれもけっこう大きな柱にしておられたと思いますが他の自治体に遅れをとっているとは。
他の議員さんが給食費の無償化のことを質問でされてましたが中学生まで無料にするのに年間５０００万円が必要とのこと。すごいお金ですが確か市民病院の維持には年間３億円をつぎ込んでいますよね。で、その市民病院は産科を閉鎖している。なんか赤穂市って矛盾してません？
投稿：塩屋の住人 2024年12月11日
確かに2人目の出産の時期で家に1〜2歳と新生児がいる家庭は大変でしょうね。
しかし入所保留児童のことを考えると…
保育士が少ない現状をどうにかしないと結局3歳な時に入所保留になるのでは？その時に同じ文句だけ言う人でなければいいけど、
赤穂市で保育士される方に家賃補助等のしないと保育士不足状況で子供受け入れが増えて人が居ないと怪我とかしたら文句が出るのでしょう。
退所したくなかった、願われてもまずは実現できそうな案を考えませんか？
投稿：個人的意見 2024年12月11日
現在二人目妊娠中ですが、他の市出身の私はその制度があると初めて知った時信じられなさすぎて、嘘だと疑っていました。しかし本当に退所しなければならないと知り赤穂市ってある意味すごい市だなと思いました。
今は、上の子を来年退所させなければならないのかと残念に思っています。前向きにじゃなくて今すぐお願いしたいです。
投稿：だるた 2024年12月11日
早く廃止して欲しい❗️
退所させられるのに
保護者が退所願を出すのもおかしいと思った❗️
退所したくなかったな
投稿：赤穂すき 2024年12月11日
やっとですか！
数年前、自分の子が強制退園させられたと話したら「今時そんなところあるんや」と他の市の方に笑われました。
今後親になる方のために、早期に実装されることを切に願います。
投稿：ぽん 2024年12月10日
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。