2008年02月09日
自慢のカキ料理を差し出すコンテスト参加者。左端が優勝した秋岡さん
赤穂特産の冬の味覚、カキのおいしさを広めようと、「赤穂かきまつり」(同実行委員会主催)が3日、御崎の赤穂海浜公園で開催。過去最高の約1万2000人の人出でにぎわった。
昨年までの坂越漁港から会場を移して開催。市内はもとより姫路、京阪神方面からも大勢来場し、イベント開始の午前10時にはすでに焼きガキ、カキのみそ汁を求める長蛇の列ができるほど。県下随一と言われる濃厚な風味が来場者の舌を楽しませた。
初めての試みとして、「我が家の自慢かき料理コンテスト」も実施。書類選考を通過した5人がカキを素材にした創作料理を調理し、実行委員長の前田一實・赤穂市漁協組合長ら審査員と一般来場者らが試食して採点を投票した。
優勝メニューは、上郡町のパート従業員、秋岡安子さん(61)が作った「かきのふわふわ揚げのみぞれ鍋」。「カキの風味と柚子のさっぱり味が見事に調和している」と大好評。審査員として参加していた呑海楼の女将の目に止まり、宿泊客用の夕食メニューに加えられることになった。
「このコンテストのためにアイデアをひねりました」と秋岡さん。「観光客のみなさんに私の考えた料理を食べてもらえるのが楽しみ」と二重の喜び。関係者は「食材としての可能性が広がった」とカキの魅力をPRしていた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2008年2月9日(1778・1779号)1面 (9,991,590byte)
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