2008年02月09日
華道50年を記念して作品展を開く萩原茂洲さん
入門50年の節目を迎える華道家がこれまで培った技芸の集大成を披露する作品展を2月9日(土)・10日(日)、赤穂ロイヤルホテルで開催する。
嵯峨御流の総司所教授、萩原茂洲さん(69)=木生谷、本名・茂=。高校を卒業後、同級生の父の勧めで華道教室を見学したのをきっかけに20歳で入門した。
「知れば知るほど奥深い」華道の深遠さにひかれて38歳で上洛。家元の下で修業し、流派の指導を許される講師資格を取得した。これまでに教えた弟子は赤穂市内だけでも100人を下らない。
「花が持つ自然な美しさをそのまま活かしたい」と花材はなるべく野山に育った天然の草木を用いる。水揚げの手法や花器への強いこだわりも「花を生かす」との信念があるからだ。
4度目となる個展は「嵯峨御流・萩原茂洲と社中展」と題し、マツやウメなど早春にふさわしい生け花を展示。弟子たちの作品を合わせて約30点が並ぶ。
午前10時〜午後6時。同ホテルTel42・1001。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2008年2月9日(1778・1779号)5面 (9,991,590byte)
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