赤穂民報

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とんど、獅子舞など口頭伝承を活字化

2009年04月11日

  • 冊子「高雄の民俗〜神仏と信仰」を発刊した公民館長の原田一博さん(右)と自治会連合会長の澗口輝幸会長

    冊子「高雄の民俗〜神仏と信仰」を発刊した公民館長の原田一博さん(右)と自治会連合会長の澗口輝幸会長

 高雄公民館(原田一博館長)と高雄地区自治会連合会(澗口輝幸会長)は地域の寺社仏閣、宗教的行事をまとめた冊子「高雄の民俗〜神仏と信仰」(A4判87ページ)をこのほど発刊した。
 昨年4月に同公民館へ赴任した原田館長は地域の伝統、文化に興味を持ち、神社や寺院に伝わる行事などを調査。口頭伝承されてきた獅子舞の譜や“とんど焼き”の作り方などを「地域の財産として、活字にして残しておくべきでは」と思い立った。
 趣旨に賛同した自治会も資料提供などに協力。古老らへの聞き取り調査も行い、充実した内容になった。
 完成した冊子は「神社」「寺院」「石仏」「とんど焼き」の4章構成。12社、9寺、石仏26体と6地区の「とんど焼き」を収録。それぞれの沿革、由来などを豊富な写真入りで紹介している。
 200部発行し、各公民館や小中学校などに配布。残部を同公民館(Tel48・7500)で、1部500円で頒布する。
 「冊子を読んで少しでも郷土に関心を持ってもらえれば」と原田館長。「今度は土地改良史について調べてみたい」と新たな調査テーマに目を向けている。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2009年4月11日(1843号)3面 (8,308,585byte)


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