赤穂民報

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動物園から脱走のペリカン、無事保護

2009年04月10日

  • 無事に保護された脱走ペリカンの「ピーチ」

    無事に保護された脱走ペリカンの「ピーチ」

 御崎の県立赤穂海浜公園内にある「動物ふれあい村」から“脱走”していたペリカンが9日、飼育員らに保護され、無事に施設に戻った。
 捕獲されたのは、モモイロペリカンの「ピーチ」(雌、推定3歳)。昨年9月に同施設でデビューし、愛きょうのある歩き方や仕草が人気を集めていた。
 飼育員の話では、3月30日の午後2時から3時の間に行方不明に。公園南の海辺や千種川河口などで目撃したとの情報が寄せられたが、飼育員の姿を見ると遠ざかった。
 9日朝、施設から西へ約1キロ離れたオートキャンプ場横の水路にいるとの情報。鳥類の視力が落ちる夜間を待ち、飼育員ら5人が捕獲作戦を実行した。
 水路の片側をネットでふさぎ、反対側から目立たないように黒いジャージ、頭巾を着用した飼育員がカヌーなどで接近。一旦は暗闇に見失ったが、午後8時の作戦開始から約2時間後、ネット側から「捕まえた!」と声が上がった。
 すぐに施設へ連れ帰り、健康診断。やや弱っていたものの、幸いけがはなく、エサの小アジをペロリと平らげた。
 飼育員は「8キロあった体重が1キロ以上減っていた。衰弱する前に保護できてよかった」と一安心していた。


街ネタ ]

掲載紙面(PDF):

2009年4月18日(1844号)4面 (6,598,722byte)


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