2009年04月18日
「さくらんぼのふくろ」○文/マリア・プンセル○絵/ビビー・エスクリバー○訳/いのはらようこ○新世研
南国スペインの田舎のお話です。
パン売りの少年が町へ行く途中、ぬかるみにはまって困っている馬車を手助けし、お礼にさくらんぼをもらいます。
もらったさくらんぼは人から人の手に渡り、最後に少年のところへ戻ってくるのです。その間の人々の温い思いやりの心が伝わってきます。
私たちのくらしのなかに「おすそわけ」という風習があります。今、「おすそわけ」という言葉を使える人が何人いらっしゃるでしょうか。なんだかさびしい世の中になったように思われます。
* * *
「さくらんぼのふくろ」○文/マリア・プンセル○絵/ビビー・エスクリバー○訳/いのはらようこ○新世研
* * *
▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089。
[ 絵本で世界を旅しよう ]
掲載紙面(PDF):
2009年4月18日(1844号)3面 (6,598,722byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。