2009年04月18日
全日本動物写真コンテストで金賞に輝いた村田勲美さん
全日本写真連盟などが主催した「第7回全日本動物写真コンテスト」で上仮屋北の元中学校長、村田勲美さん(71)=フォトクラブ赤穂・会長=がグランプリに当たる金賞に輝いた。
受賞作品のタイトルは「マッサージ」。昨年7月、市内の養護老人施設を市針灸マッサージ師会が慰問したときの一コマで、施術を受ける利用者が、そばの盲導犬にタッチした場面を近距離から撮影した。
フラッシュを使わず自然光でシャッターを切ったカラー写真は、ほのぼのとしたやさしい色合い。入賞・入選作品のほとんどが動物のみを撮っている中、人間をいっしょに入れ込んだ視点も評価され、「おばあさんとマッサージ師の盲導犬との固い命のきずなを感じさせ、心に響く温かい写真です」との審査評を得た。
施設を訪問した目的は友人のスナップ写真を撮るため。当初は応募するつもりはなかったが、「人と関わりあいの深い動物たちの写真」という募集テーマを思い出し、同コンテストに初出品した。
「人の手の動き、盲導犬の体勢、それに光の加減などタイミングに恵まれました」と村田さん。過去に全国展で入選は2度あるが、入賞は初めて。
「金賞との知らせを聞いて驚いた。これからも人の息吹が伝わるような写真を撮っていきたい」と喜びを語っていた。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2009年4月18日(1844号)1面 (6,598,722byte)
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