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特殊詐欺防止「最後の砦」 金融機関が合同防犯研修

2026年09月07日

 特殊詐欺被害を水際で防ごうと、赤穂警察署(柴田哲男署長)は3日、加里屋中洲の同署で金融機関合同防犯研修会を開いた。管内の銀行、信用金庫など9金融機関から16人が参加し、被害の現状や窓口での声掛けのポイントなどを学んだ。

 山本正喜・刑事生活安全課長が「特殊詐欺の現状と対策について」をテーマに講義。2025年の県内の被害認知件数は3238件、被害総額は229億円に上り、都道府県別の被害件数は全国5番目。今年に入ってからも6月末時点で1499件の被害が発生し、前年同期比で88件増えている。「警察官」になりすまして捜査名目で金を振り込ませる「ニセ警察詐欺」やSNSで架空の投資を持ち掛ける「SNS型投資詐欺」、恋愛感情や親近感を抱かせて金をだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」の手口が増加傾向にあるという。

 赤穂市内では昨年は22件、計約2億円の被害があり、今年に入ってからは6月末までに11件、計約1億1000万円の被害が出ている。その一方で、今年だけでも金融機関の声掛けで4件、計約4000万円の被害を未然に防いだ。

 「特殊詐欺の被害者は金銭を失うだけでなく、精神的なダメージを受けたり、被害を巡って家族関係が崩壊したりするケースもある」と山本課長。「金融機関のみなさんが最後の砦。被害者を一人でも減らすために積極的な声掛けを」と協力を呼び掛けた。窓口などで詐欺が疑われる利用者を見掛けた場合の対応として、「犯人と通話していれば、まず電話を切って犯人の支配下から離れさせることが重要。その上で、すぐに警察に通報してほしい」とポイントを説明した。

特殊詐欺被害を水際で防ごうと赤穂警察署が開いた合同防犯研修会

特殊詐欺被害を水際で防ごうと赤穂警察署が開いた合同防犯研修会



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