2026年10月31日
来年4月に赤穂市民病院と赤穂中央病院が事実上統合して公設民営となる「赤穂中央市民病院」の職員確保状況について、指定管理者の医療法人伯鳳会は、看護師は必要人数を充足し、医師やリハビリ職も確保できる見通しを明らかにした。
一方、看護助手や調理員、併設する介護老人保健施設の介護職員などは不足しており、引き続き採用活動や法人グループ内の人員配置の調整を進める。
同法人が示した10月初旬時点の人員計画によると病院本体の必要職員数を常勤換算で750・4人と設定。「病床稼働率90%、外来患者1日1100人」を想定して必要な人数を算出した。伯鳳会が運営する中央病院から異動予定の476・5人を除き、273・9人を新規採用する計画。これまでに205・6人が内定し、不足数は68・3人となっている。
職種別では、医師は必要な新規採用数26・5人に対して内定者が18・8人で、7・7人不足しているものの、県の養成医が例年通り派遣されれば、ほぼ充足する見込み。ただし、循環器系の医師については確保が難しい状況だという。
看護師は採用目標94・2人を上回る97・5人が内定し、必要数を確保できた。一方、看護助手は29・3人の採用目標に対して内定者が10人にとどまっている。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のリハビリ職は、計12・8人不足しているものの、同法人が運営する医療専門学校からの新卒採用によって充足する見込み。臨床検査技師と薬剤師は計画数に届いていないが、当面は確保できている人数で対応する方針という。
調理部門では、病院の非常勤調理員が13・3人不足。介護老人保健施設「老健あこう」でも調理員5・5人が不足している。現在の給食委託業者と協議を進め、移籍を希望する従業員との面談を随時受け付けている。老健あこうでは介護職員も5人不足しており、同法人の他施設から日本人スタッフを異動させることも検討しているという。
同法人は引き続き新規採用活動を進めるとともに、法人グループ内の人員配置調整によって体制を整える考え。「法定定数のある職種はすべて充足する目途が立った。人員が不足している職種については、これまでの運営ノウハウを活かし、運用の工夫で対応していく」としている。
[ 社会 ]
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2026年10月31日号(2664号)1面 (4,511,910byte)
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