2009年05月02日
お箏の講座生徒に誘われてカフェへ行きました。
音楽大学5年生の彼女は指揮者の勉強をしながら、日本語も勉強中です。その彼女と日本語で会話をしました。
「私は日本語が分かりませんね。先生はキルギス語が分かりませんね。だけど、私は日本の音楽を知っています(こちらの「知る」という単語には、「理解する」に近い意味があります)。寛子先生はキルギスの音楽を知ることができます。音楽は人を繋ぎますね。これは本当に素晴らしいですね」
彼女は、いつか日本へ行って邦楽を学び、キルギスと日本を音楽で結ぶ交流の懸け橋になりたい−という夢を持っています。そんな意志をしっかり持っている人って、すごく魅力的でまぶしい!
こういう思いや努力が報われるような社会であってほしいと思います。
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▽伊藤寛子さん=赤穂西中学校出身の26歳。国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として平成21年6月まで中央アジア・キルギス共和国に2年間の単身赴任中。「ジュジュ」(キルギス語でひよこ)は現地でのニックネーム。
[ 寛子のキルギス日記 ]
掲載紙面(PDF):
2009年5月2日(1846号)3面 (9,706,947byte)
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