2009年04月30日
光風会の会員に推挙された島田賢司郎氏=自宅アトリエで
東京都港区六本木の国立新美術館で4月27日(月)まで開催された「第95回記念光風会展」に赤穂市元町の画家、島田賢司郎氏(68)が「タンカのある街」を出品。西川美沙夫氏(故人)に次いで赤穂市から2人目の「会員」に推挙された。
同会は明治45年設立の美術団体。島田氏は昭和55年の初入選以来、同会展で22回入選。平成15年に「会友」となった。
20年以上前からネパールに魅せられ、現地で取材した建物や宗教画(タンカ)、人物などをダイナミックな構図にまとめる。今回の出品作もタンカ、仏塔、スカーフを巻いた女性を100号のキャンバスに描いた。
会友から会員になるには「10年はかかる」と言われる中、6年で認められた。「初めて出品したときから、会員になることを一つの目標としてやってきたのでうれしい」と素直に喜びを口にした。
「これからも見た人にインパクトを与える作品を生み出していきたい」と島田氏。「若い世代からも絵に真剣に取り組む人が出てきてほしい」と後進の指導にも意欲が出てきた。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2009年5月2日(1846号)1面 (9,706,947byte)
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