2009年06月05日
種の入ったアマモの穂を探す児童たち
魚の住処や産卵場所になる藻場を増やそうと3日、尾崎小と御崎小の3年生児童約150人が海浜公園海の門前の海岸でアマモの種子を採取した。
同海岸は県下有数の藻場。環境学習の一環としてアマモの再生活動に取り組んでいる両校は2年前から種子の採取を行っている。
この日は小雨がぱらつき、水温は18度。風で体感温度は実際より冷たく感じたが、児童らは腰まで水に入り、種を包んだ穂がないか目を凝らした。海が濁って見つけるのに苦労したが、約1万5000粒を集めた。
種は西宮市のNPO法人「アマモ種子バンク」で秋まで保管。児童がペットボトルで発芽させた苗を来年2月ごろ、大塚海岸に移植する予定。
尾崎小の井石紘夢君(9)は「茎の中にたくさん種があった。早く育ててみたい」と話していた。
掲載紙面(PDF):
2009年6月6日(1850号)4面 (7,699,568byte)
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