2009年06月06日
YUKIYOさん宅で作品を見ながら展示に向けた打ち合わせをする橋羽さんら
赤穂緞通と創作照明を組み合わせて町家を演出する催しが京都市内の町家ギャラリーで6月11日(木)から開かれる。
「和紙のあかりと赤穂緞通展」。古緞通の保存、再生に取り組む福浦の「工房ひぐらし」(橋羽一恵代表)と、たつの市揖保川町の照明作家・YUKIYOさん(34)がそれぞれの作品を約20点ずつ持ち込む。
会場の「路地町家 有」(中京区新町通錦小路上ル百足屋町、Tel090・1481・8178)は細い路地奥にたたずむ築90年近い京町家をそのまま活かしたギャラリー。古都の風情漂う空間を2人の作品で演出するという趣向だ。
昨年11月にYUKIYOさんの作品を初めて見た橋羽さんが、その場で共同展を持ちかけ、YUKIYOさんも二つ返事で了承。「同じ価値観を持った人だと思ったから」と口を揃える。
3月に会場を下見。創作意欲をかき立てられ、YUKIYOさんは1階奥の間に吊るす照明を、橋羽さんは床机の大きさぴったりに古緞通を加工するなど、新作も生まれた。
2人は「作品そのものを見るというよりも、空間の雰囲気を味わってもらえれば」と話している。
14日(日)まで午前11時〜午後6時(最終日は5時まで)。入場無料。
掲載紙面(PDF):
2009年6月6日(1850号)1面 (7,699,568byte)
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