2009年06月10日
下水道管からの漏水で民家の床材を傷めたとして、赤穂市は家の所有者に修理代約43万円を支払う方針を決めた。6月議会で承認されれば正式に和解する。同課は「このようなことのないように適切に管理していきたい」と話している。
市下水道課によると、漏水があったのは御崎の急傾斜地に埋設された下水道管。平成19年8月ごろ、住人からの苦情で調べたところ、コンクリート製汚水ますと塩ビ管の接合部のすき間から下水が漏れていることがわかった。
汚水ます内側からのモルタル補修で一旦治まったが、昨年11月に再び漏水。今度は一帯の道路面を掘り返し、外側もコンクリートで固める再補修を施し、その後は漏水は見られないという。漏水が染み出た先の床材にカビが生えるなどしたため、家の所有者が修理代の負担を市に求めていた。
同課によると、漏水のあった下水管は昭和63年に敷設。自然流水や地震などによる地盤のずれなどが原因に想定されるが、「はっきりしたことはわからない」という。
[ 事件事故 ]
掲載紙面(PDF):
2009年6月13日(1851号)3面 (8,276,435byte)
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