2009年06月20日
『ふれ、ふれ、あめ!』○作/カレン・ヘス○絵/ジョン・J・ミュース○訳/さくまゆみこ○岩崎書店
暑い夏の日が何日も続くと人々は「もうそろそろ一雨あってもよさそうなもんだね」と話し合ったりします。
夕立が鳴り、雨が降りだすと急に涼しくなり、ほっとします。こんなとき、水着に着がえて庭に出てみたらどうでしょう。さぞかし楽しく、心が洗われるような気がするのでしょうね。
こんな思いが一冊の絵本になりました。この絵本のすばらしさは、ママといっしょに子どもたちが雨のシャワーを浴びたことです。
このような親子の体験が、何よりも子どもの成長に大きくかかわると思うのです。
大人にとっては何でもないような幼い頃の体験が、子どもたちにとってどれほど大きなものか…。大人(親)として考えさせられます。
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『ふれ、ふれ、あめ!』○作/カレン・ヘス○絵/ジョン・J・ミュース○訳/さくまゆみこ○岩崎書店
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▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089。
[ 絵本で世界を旅しよう ]
掲載紙面(PDF):
2009年6月20日(1852号)4面 (7,408,549byte)
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