2009年06月19日
後輩にノーチャイム制が始まった経緯を語る尼子勝義さん
予鈴なしで行動する「ノーチャイム制」を市内の学校で最初に取り入れた坂越中学校(山根英樹校長、195人)で19日、制度導入35周年の記念集会が生徒会主催で行われた。
同校のノーチャイム制が始まったのは昭和49年。新校舎建設を機に「自主的に行動できる生徒になろう」と「時の記念日」にちなみ6月10日にスタートした。
集会では、開始当時に生徒会長だった同校OBの尼子勝義さん(49)=県立大附属中教頭、高雄=が「ノーチャイムの生まれた頃」と題して講演。クラス全員で運動場の端から教室に着席するまでの時間を計ったことなど、思い出を紹介した。
「まさかこんなに続くとは思ってもみなかった。受け継いでくれている皆さんに心から敬意を送ります」と尼子さん。現生徒会長の中林佑基君(14)=3年=が「先輩方が守り続けてきたものを受け継ぎ、さらに発展させていくことをここに誓う」と「坂中ノーチャイム宣言35」を読み上げ、全校生徒の拍手で採択した。
1年生の宮内唯成君(12)は「入学してすぐのころは戸惑ったけれど、守っていこうという思いが出てきました」と話していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2009年6月27日(1853号)4面 (8,411,129byte)
コメント
私も坂越中の卒業生。高校に進学しても就職してからも周りの人が時間にだらしなく見えたものです。
私たちの頃は毎朝 日直が時計を合わせていました。
電波時計を学校に教室の数だけ寄贈したい気持ちです。とりあえず気持ちだけ・・・
投稿:昭和55年の卒業生 2009年07月03日
私も坂中OBです。毎月10日には電話の時報が3分程度流れて、それに教室の時計を合わせていた記憶があります。
生徒だけでなく先生方も最初は戸惑うでしょうけれど、3年間この制度によって学んだことはたくさんあります。
これからも坂中の伝統として残してほしいですね。
投稿:とんすけ 2009年07月03日
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