2009年06月22日
早乙女らの手で行われた「お田植祭」
豊かな秋の実りを祈願する「お田植祭」が21日、加里屋西沖の大石神社神田で行われ、菅笠、かすりの着物の早乙女らが古式に則り、苗を植えた。
同神社が稲作文化の継承などを目的に、昭和前期まで行われていた伝統神事を平成16年に復活。今年で6回目となった。
例年同様、早乙女に扮したのは関西福祉大の女子学生10人。太鼓の合図に合わせ、しずしずと植え進めた。
途中からは観客らも飛び入り参加。父といっしょに田へ入った東浜町の西田雄真ちゃん(4)は「ご飯は大好き。いっぱい植えた」と田植え体験を楽しんだ。
10月に豊作を祝う「抜穂祭」を行い、収穫したコメは市内福祉施設に贈る予定。飯尾義明宮司は「秋には黄金色の稲穂をつけるはず。みんなで収穫を祝いたい」と話していた。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2009年6月27日(1853号)4面 (8,411,129byte)
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