赤穂民報

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幼少期の思い出の歌をテープに

2009年07月08日

  • 完成した収録テープを寄贈する長棟三枝さん(右)と平井はるさん

    完成した収録テープを寄贈する長棟三枝さん(右)と平井はるさん

 昔懐かしい遊び歌、わらべ歌を音声で残そうと、塩屋地区の高齢者有志が歌を収録。8日、録音したテープを赤穂市教委に寄贈した。
 郷土史の調査研究がライフワークの長棟三枝さん(90)は、子どものころに口ずさんだ遊び歌を残そうと、昨年から周囲に協力を求め、「赤穂童唄里唄をテープで残す会」を発足。平井はるさん(99)ら同世代の友人らと一緒に記憶をたどり、半年がかりで歌詞を書き出した。
 2回にわけて約40曲を収録。市教委が昭和60年と61年に発刊した「あこうのしごとうた・わらべうた」に未収録のものも含まれている。
 1月に風呂場で転倒した長棟さん。「どうしても完成させたい」とけがを押して収録を進めた。「肩の荷が下りて、やれやれ」と屈託のない笑顔をみせた。テープと歌詞資料を受け取った室井久和教育長は「当時の暮らしぶりや生活の知恵が歌われており興味深い。収録は大変だったでしょうね」とねぎらっていた。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2009年7月11日(1855号)3面 (8,707,226byte)


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