2009年08月18日
出陣式で支持者とともに気勢を上げる立候補者=一部画像を加工しています
第45回衆院選は18日公示された。兵庫12区では前職2人と新顔1人の3氏が立候補を届け出。いずれの候補者も同日、赤穂市内で出陣式など選挙運動を行い、熱い選挙戦の火ぶたが切って落とされた。投票日は8月30日(日)。
同区の立候補者は届け出順に、諸派新顔の山田徳太郎氏(32)、自民前職の河本三郎氏(58)、民主前職の山口壮氏(54)の3人。
宮前町に赤穂事務所を開設した山口陣営は午前11時半から出陣式。約350人の支持者らを前に山口氏は「民主党に政権を任せてくれれば、年金を税方式にし、高校を無償化。後期高齢者医療制度も廃止する」と政策を語り、「コンクリート、道路の政治から教育、医療を重視する政治へ。仕組みを変えて国家機能を立て直す。新しい日本にチェンジするための選挙だ」と気勢を上げた。
河本陣営は午後1時半から加里屋の赤穂事務所近くの「いきつぎ広場」で出陣式を開き、約400人が集まった。河本氏は「自主米と買上米の格差を必ず是正する。道路特定財源を一般財源化して年金を増額する」と公約をアピール。「民主党は4年間消費税を上げないと言いながら、配偶者控除や扶養家族控除は廃止するとしている。政策の裏側にある落とし穴をきっちり見抜いてほしい」と訴えた。
山田氏は赤穂市内に選挙事務所を設けず、各地を遊説して支持を求めた。
河本、山口両氏は今回で5度目の対決。過去4回の選挙ではいずれも接戦で、今回も激戦が予想される。
同区の選挙区エリアは赤穂市など4市4郡と姫路市の一部。17日現在の有権者数は30万8778人で、うち赤穂市は4万1794人。
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掲載紙面(PDF):
2009年8月22日(1860号)1面 (8,774,341byte)
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