赤穂民報

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「地域で救急支えよう」医療フォーラム開催

2009年09月06日

  • 救急医療の現状と課題について講演する邉見公雄・赤穂市民病院名誉院長

    救急医療の現状と課題について講演する邉見公雄・赤穂市民病院名誉院長

 「救急医療フォーラム〜地域で救急医療を守る」(赤穂市医師会など主催)が5日、市文化会館(ハーモニーホール)で開かれた。
 基調講演の講師は全国自治体病院協議会長の邉見公雄・赤穂市民病院名誉院長。崩壊の危機にあえぐ救急医療の現状と今後の課題を語った。
 邉見氏は、マンパワー不足、低い診療報酬などの問題点を指摘した上で、「救急は自衛隊と同じく、人の命を守るシステム。国はそのシステムに対して報酬をつけるべきだ」と政策転換の必要性に言及。また、小児科医の負担を減らそうと市民が運動した兵庫県立柏原病院の事例を紹介し、「よい医療を効率的に築くためには地域住民の支えも必要」と市民への協力を求めた。
 後半のパネルディスカッションでは、「かかりつけ医による早めの受診を心がけるなど、みんなで救急医療を守っていくべき」(西中克典・市消防本部救急救助課長)、「小児救急について相談できる電話窓口『#8000』を活用すれば救急の負担が減るのでは。私たちも“かしこい受診者”になりたい」(森角扶貴子・市PTA連合会母親部会長)など、それぞれの立場から意見が出された。
 会場には医療関係者、市民など約200人が来場。2人の子を育てる有年楢原の女性(38)=主婦=は「患者の権利ばかりを主張するのではなく、医師の負担を軽くすることも大切だと理解した」と感想を話した。
 小児救急医療電話相談は、月〜土は午後6時〜午前0時、日曜・祝日は午前9時〜午前0時に対応。プッシュ回線、携帯からは「♯8000」、ダイヤル回線、IP電話からはTel078・731・8899へかければ看護師が相談に応じる。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2009年9月12日(1863号)4面 (7,783,497byte)


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コメント

恕と書いておもいやりと読むんだそうで、市民病院の理念だそうですね。
病人の眼も顔もみず、言葉も交わさず、パソコンのモニターだけをみている人からおもいやりという言葉が出ること自体あほらしい。
まぁ、いうだけは誰でもいえるわな。ちったぁ、赤穂中央病院の医者を見習わんと。

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投稿:無恕 2009年09月07日


「広報あこう」6月号の6頁によると、国民健康保険の被保険者一人当たり平成19年に使った医療費(療養費を含む)は、県内29市の中で赤穂市がダントツ1位です。2位の相生市と比べて年間4万円、最も少ない豊岡市と比べると15万円も多いのです。赤穂市は県内で最も不健康な市ですか。高医療費市町村に指定されたそうで、何と不名誉なことでしょうか。赤穂市の医療費(約52万円)を県内の平均的な医療費(42万円)に抑えると、赤穂市の国民健康保険加入者を1万人として10億円も浮くことになります。大したこともないのに医者にかかったり、暇つぶしに病院に行ったり、不要な薬をもらったりするのはやめましょう。そうすれば医者の負担も減るでしょう。

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投稿:民蔵 2009年09月06日


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