2009年09月07日
高雄地区で行われた防災訓練
高雄小学校グラウンドで6日、水害を想定した防災訓練があり、地域住民と行政、消防など約560人が参加。避難所開設、土のう積みなど万一の際の対応を確認した。
高雄地区では平成16年、台風で千種川が溢水。家屋が半壊、床上浸水するなどの被害を受けた。訓練は地域の防災力を高めようと、赤穂市と高雄地区まちづくり連絡協議会(澗口輝幸会長)が主催。「大雨で千種川があふれ、土砂崩れで家屋が倒壊した」との想定で、初期対応から災害ボランティアセンター開設まで総合的な訓練を行った。
自治会単位の避難所から二次避難所への集団移動も実施。先月の県西・北部豪雨水害では避難中の被害もあったことから、参加者は列を乱さず誘導者の指示に従っていた。
目坂の会社員、貝賀勝さん(60)は「最近は災害の危険を身近に感じる。非常食を準備するなど万が一に備えたい」と話していた。地元消防団の第11分団、平井久義分団長(52)は「一連の流れが把握できた。住民の生命と財産を守れるよう一層、訓練に励みます」と気持ちを引き締めていた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2009年9月12日(1863号)3面 (7,783,497byte)
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