2008年03月08日
シンプルがゆえに奥が深いドングリこま
自然素材を使った昔遊びを体験する「どんぐりごま大会」が赤穂海浜公園でこのほど行われ、家族連れ約30人が参加した。
爪楊枝を刺したドングリをどれだけ長く回せるかを競うシンプルな遊び。材料は昨秋、公園内に実ったクヌギのドングリを使った。長期保存できるように、一旦水に浸して冷蔵してから乾燥したもの。
「芯をまっすぐ通すのがコツ」とのアドバイスを受け、参加者らはドリルやキリで慎重に穴あけ。1人2〜3個ずつ作って皿の上で回したが、なかなか重心が安定せず、すぐに倒れてしまうこまも。
この日の最高記録は38秒回した小学生。ちなみに、県下の博物館施設などが共同で開催している「兵庫県どんぐりこま大会」の優勝者は1分20秒を超えるタイムだという。
「いずれは県大会の会場にエントリーしたい」と同公園。塩屋の上田大樹君(6)は「回すのは難しかった。家でも遊びたい」と自作のこまを持ち帰っていた。
掲載紙面(PDF):
2008年3月8日(1783・1784号)4面 (11,006,015byte)
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